学校事務職員の独り言

~学校事務職員思い出日記~

学校事務職員、つれづれなるままに・・・・

第1回 まずはご挨拶。

 私は、昭和59年から37年間、市町村立小中学校の学校事務職員をしてきた。

その37年間をゆっくり振り返ることができるようになった。そうしてみると、色々あったなぁと思い、どんどん変わりゆく前の学校を書いてみようと思った。

あまり最近のことはリアルすぎて問題が生じるかもしれないので、もう時効だからいいかくらいの話をぼちぼち書いていこうと思う。

また、あくまでも、自分が勤務していた市町村および学校の話なので、他の市町村や学校で違うことがあってもご容赦を。

 

 

第2回 学校給食・・・自校式とセンター式 その1

 今回は初回なので、拡大版で2回分書きます。(TV ドラマとおんなじ)

 

 学校給食には、学校に設置されている給食室でその学校の給食を作っている「自校式」と給食センターで複数校分を一括で作って各校へ配送する「センター式」がある。

 自校式とセンター式の圧倒的な違いは「できたてか否か」だと思う。それが一番よくわかるのが揚げ物である。

自校式の春巻きは、一口かむとパリッとCMのような音がして、コロッケはサクサクである。それにひきかえセンター式の春巻きは、箸でもった瞬間にクタッと折れ曲がるほどにしなしなだし、コロッケは皮がベチョベチョである。

自校式はその学校で作っているので、輸送時間がかからない。だから、給食時間ギリギリまでに仕上げることが可能だ。しかし、センター式は、何千食もの給食を作り、さらに複数の学校に配送しなければならないため、給食開始時間の2時間ほど前には作り終えることが多い。食缶の中で春巻きやコロッケは2時間も蒸されているのである。そりゃあ、しなしなベチョベチョですよ。

職員も児童生徒と同じ給食を給食時間に職員室で食べていますが、給食費はキッチリ払っているので、念のため。