学校事務職員の独り言

~学校事務職員思い出日記~

*学校給食・・・給食予算(自校式の場合)

 当たり前だが、自校式の給食材料費は自校で集金した給食費で賄われている。従って、材料費の計算に担当者は頭を悩ませることになる。余らせてもいけないし、足りなくてもいけない。しかし、その年の給食費の集金状況や材料費の単価の値上がりなどで、年度末、ちょっと余裕あり校とかなり厳しい校が出ることがある。かといって、同市町村の学校で献立が違うということはあり得ない。なので、どうするかというと献立を曖昧にしておくのである。

例えば、献立に「ケーキ」となっていると予算余裕あり校では「普通の1個のケーキ」、予算厳しい校では「冷凍切り分けケーキ」と「とりあえずケーキには違いない」いう苦心の技を使っていた。これで1食の給食費は同じだから、事情は分るけど「保護者が知ったら怒るだろうなぁ」と内心思っていた。

ちなみにこれは30年ほど前の話で、今はそんなことはないので、念のため。

 だけど、学校給食を食べる子どものいるご家庭の方々、給食費は滞納せずきちんと払ってくださいね。あなただけが頼りです。